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塾長blog更新『近畿の高校入試』国語 その2 「担保する」とは?

塾長blog更新『近畿の高校入試』国語 その2 「担保する」とは?

2020/08/03

引き続き『近畿の高校入試』国語の勉強法について。p. 38からの7番の要約です。なお、『近畿の高校入試』国語は附属池田中の宿題になっている、「2020年度受験用」です。新刊の「2021年度受験用」ではありません。

まずは段落ごとの要約。

1 学生のレポートに「精心」という字を見出した筆者は衝撃を受けた。
2 X(だが)、これは「精神」の誤記であることがすぐにわかる。
3 学生のレポートに「無純」の文字を見出したときには、「精心」とは違う意味(単純な誤記とは違う意味)での知的な「地殻変動」の兆候のように思え、しばらく動悸が静まらなかった。
4 文脈をたどる限り、学生は「無純」をただしく「矛盾」の意味で使用していた。「むじゅん」という音と、文脈から、「無純」という「当て字」を推理した知的能力はかなり高いといっていい。
5 Y(だから)、語義を理解して造語する能力がある学生が「ムジュン」という文字を知らなかったところにある。
6 なぜ、「ムジュン」が書けないか。
7 本や新聞を読まないからだという人もいる。
8 だが、実際には彼らはけっこう文字を読んでいる。
9 学生たちが読む「マンガ」は絵と文字のハイブリッド・メディアで、膨大な量の文字情報をも発信している。それに、情報誌やファッション誌も文字情報を含んでいる。
10 なぜ、文字に浸っていながら、「文字が読めない」のか。
11 私の仮説は次の通り。
12 彼らが「飛ばし読み」の習慣を過剰に骨肉化させたから。
13 人間の知性には、自分にとって意味のあるものだけを選択的に拾ってゆく「飛ばし読み」機能が備わっている。
14 大学生たちの知性には、「分からない文字は飛ばして、読めなくても気にしない」という「物忘れ機能」が初期設定されており、その知的構造はすぐれて「人間的」だ。
15 どうして、そうなったのか。
16 通常、私たちは、自分程度の知的水準の読者を対象としたメディアで「読めない文字」や「意味の分からない単語」に出会ったら、人に聞いたり、辞書を引いたりして語義を確定しようとする。そのような「意味の欠如」への不快や欠落感に担保されて私たちの語彙は拡大する。
17 ところが、当今の若者たちは、そんな場合に「意味の欠如」を埋めようとする意欲がなく、読めない文字があっても気にならない。
18 どうしてか。
19 実例を挙げて説明する。
20 ある音楽情報誌のコラムを引用。
21 20.に引用したパラグラフを読んで、理解できた読者は決して多くなかったはずだ。
22 20.のような文章ばかりを読み続けた場合、人が文字情報に対してどのような反応をするようになるかは容易に想像がつく。
23 それは、「意味の分からないことばがあっても、気にしない」という反応だ。
24 引用した文章が求めているのは、ノリのよい文章を読んで、気分がよくなることだ。
25 単語一つ一つの意味はどうでもいいと書き手が思っている。
26 書く側と読む側に共有されているこのような「テクスト=音楽」的な受容態度が、今どきの若者のリテラシーに初期設定としてビルトインされている「飛ばし読み」機能を形成する心理的土壌をなしている。
27 メッセージの受け手は、メディアが供与する「意味の虫食い部分」について、聞き直したり、意味を知ろうとしたりして逐語的に反応することをみっともないことだと思っている。
28 いまの若い人たちが目にし、耳にする日本語の文章は多くの「意味不明のことば」を含み、読者視聴者に期待されているのは、その逐語的理解ではなく、文章の持つグルーヴ感やテンションに同調して「乗る」ことなのだ。
29 先の学生は、「ムジュン」という文字を読むときはそれを「読み飛ばし」、「むじゅん」という音の語義については、文脈と「ノリ」から推理したのだ。

結構長い文章ですが、まとめると、こんな感じでしょうか。

 

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