定期テスト1週間前までが勝負!
2019/06/10
定期テスト1週間前までに、できることは全力でやりきる。
1学期の期末テストまでちょうど2週間前になりました。
昨日、面談にお越しいただいた方はメルマガを読んでいただいている方でした。
まだ塾生にはなっていないお子様の入塾のことで、ご相談にいらっしゃいました。
お子様にメルマガでお読みいただいたことをお話になったところ、中間テストが悪かったこともあり、今回は準備を始めましたとおっしゃっていました。
こういうお話を直接聞かせていただけるとうれしいですね。
その方とお話していたことを皆様にもシェアしておこうと思い、今日のテーマにしました。
公立中学であれば、ギリギリまでクラブを頑張って、テスト1週間前でも何とかなるのですが、附属は何とかなりません。
なぜなら、平均点がどうしても高くなってしまうからです。
そのため80点を取っても平均点を下回ってしまうことがあるのであれば、それなりの対応が必要だからです。
それと、しっかりと学力をつけていかなければ、中3の夏休み以降の学校の宿題になる『近畿の入試問題』(英俊社)の対応ができないからです。
ご存知のとおり、この問題集には灘、東大寺などの最難関高校、京大に現役で40人程度は合格する京都市立堀川高校の公立トップ高校の入試問題が掲載されいます。
附中のテストに出題される『近畿の入試問題』を解くことができるためには、しっかりとした学力が必要です。
そのためにも、定期テストをうまく利用して、学校生活を楽しみながら、学力もつけ、テスト結果も出していかなければなりません。
そのためには、テスト1週間前までが勝負なのです。
テスト1週間前までにどこまで詰めることができるか、これに全てがかかっています。
ところが、ここで大きな大きな壁が立ちはだかります。
附中の「学校のテストなんて勉強しなくても点数を取れる。勉強を一生懸命することはダサい。必要最小限で十分。」という、伝統的にできる子ども達がばらまく、「しなくていい」という感情が邪魔をするのです。
やりたくいない、という気持ちに、これが乗っかってくれば、当然、やろうとはしません。
だからこそ、以前からしつこくお話ししている、「マインドセット」が重要なのです。
こんな感情に持っていかれて、やらない方向に動く子ども達は、残念ながら、いい結果にはなりません。附高に行ける子どももいるのですが、この感情ののまれてしまう子ども達の多くは、附属高校どころか、ランクをかなり落とした高校にしか進学できないのが現状です。
これは附属小学校の出身よりも、公私立小学校の出身で受験で合格してきた子ども達の方が圧倒的に多いこともあえてお伝えしておかなければなりません。(これが中学受験の弊害なのですが、この話はまたの機会にします)
ここを越えられるかどうかは、意志の強さしかありません。
そのためには、昨日、お伝えした、「何のために?」が何よりも必要であり、大切なことなのです。
それが、「自分の大好きな女の子(男の子)が附高に行くから僕(私)も行く」というような動機のものであったとしても、ないよりはずっとましです。
今日から来週の月曜日までが勝負です。
まだ、やる気になっていないことが、すでに問題なのです。
そのことをご理解いただければと思います。
最後に。
「だから、今やらないとあかん」とご家族が大きな声を出してお叱りになるのは、はっきりと逆効果です。
それを、今それをやれば、この1年、同じことをし続けることになり、成績を下げてしまいます。
くれぐれもご家族が焦ってお叱りになるようなことだけは、避けていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。