1学期中間テストは全力で取り組め!(5)
2018/08/17
附属池田中学生に「勉強しなさい」と言わない
前回は附属高校に行きたい理由がないことが、目の前のテストをしっかりとがんばれないことにつながっているというお話をさせていただきました。
そのときに点数が取れていない子どもは次の状態になっているとお伝えしました。
やりたくない
やらない
わからない
実は点数が平均点に、とても届かないくらいに取れていない子ども達は全部持っているのです。
簡単です。
やりたくない、から、やらない、だから、わからない。
これだけのことです。
この状態をどうしたら改善できるかということは、たいへん難しい問題です。
なぜなら、「なぜやりたくない」のか、その理由がわからないからです。
中1生くらいなら、まあ、やっと中学に入ったところだから、それはそうだろうな、と言ってあげられるところもあります。
中2ともなるとそうはいきません。
さすがにそろそろ考えてもらわないといけないのです。理由を見つけて少しずつでもはじめて欲しいところです。
中3ともなると、そんなことは言っていられないのは当たり前です。
すぐに理由を確かめて、改善しないことには手遅れになります。
やりたくない理由は本当に様々です。
勉強が面白くない、嫌い
ゲームをもっとしていたい
みんなとLINEしている方が楽しい
塾の授業以外にはしたくない
勉強がわからない
学校の先生が嫌い
塾の先生が嫌い
高校進学なんてどうでもいい
親の言うようにしたくない
附属池田中に来たくなかった
何で勉強しないといけない?
などなど
こんなことを言っているよう
では、勉強をするようになるまでにものすごく時間がかかってしまうことが多いのは当然です。
ここで、ご家族の出番です。
やりたくないお子さんに、どう言っていますか?
一番、言ってはいけない言葉が
「早く勉強しなさい!」
です。
わーっと怒って、このままでは附属高校にいけないでしょ!と言ったところで、お子さんは間違いなくやらないです。
「お母さんが附属高校に行かせたいだけやろ!」と言い返されるだけです。言い返さなくても、そう心の中でつぶやいていると思います。
無理にやらせないと勉強しないと焦ったところで、無理矢理させて勉強が頭に入るはずもありません。
では、どうすればいいのでしょう?
ご家族もゆっくり考えてみてください。
このことは、次回、また、ご一緒に考えたいと思います。
長くなりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(T)