スピードアップは必要です。

 

中学受験の大手進学塾に通いながら、なかなかついていけない子どもの中に、テンポのゆっくりした、穏やかな子どもがいます。これは性格としては、とてもいいと思うのです。

 

でも、なかなか成績が上がらないことが多いのです。

 

なぜなら、こういうこどもは、生活しているなかでも、テンポはゆっくりです。

 

生活の中のリズムがゆっくりしているのは、理由があるのですが、このスピードを上げないと、入試問題を時間内に解くのは、かなり厳しいことになります。

 

こういう子どもに、百マス計算をさせると、一桁の足し算でも、3分以上かかることはよくあることなのです。中には５分くらいかかる子どももいるのです。

 

その割には、百マス計算をバカにして、やりたがりません。

 

百マス計算を世に広めた、陰山先生のメソッドを取り入れた公立の小学校では、ほぼ全員が2分以内で百マス計算ができています。中には１分程度でできる子どももたくさんいるのです。

 

そんな子ども達に、基本的な計算で太刀打ちできないのに、中学受験もないと思うのです。

 

受験では、難しい問題をいかに早く解答するかということが求められます。時間との勝負なのはよくお分かりだと思います。

 

難しい問題を解く前に、頭の処理速度をもっと上げるために、生活の中から見直してほしいと思います。

 

朝起きる、用意をする、こういう時に、時間をかけてするのではなく、時間を決めて少しでも早くやっていく練習をして欲しいと思います。それだけでも、全体の処理速度は上がっていくのです。

 

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