学習するときの姿勢が悪い?
2021/05/27
学習するときの姿勢が悪い?
勉強できる子とできない子の一番の差は何かと聞かれたら、何と答えますか?という質問を受けました。
7歳と10歳の子育てをされているお母様からのご質問でした。
私は、姿勢ですね、とお答えしました。
塾生でも附属池田小学生も附属池田中学生も、お尻の骨が座面の真ん中くらいにくるように座り、背もたれに体をもたれかけて座ります。
そうすると腹筋に力も入れず、だらっと座れるからなんです。自然と体が丸くなります。お尻や、背中が圧迫されるだけでなく、どうしても顔・頭が体の前に出ます。
悪いことに、机に向かって勉強しようと思うと、顎が前に出て、首に力を入れていないと、勉強できないことになります。
結果、首も肩もこり、長時間の勉強などできません。
附属池田小学生の女の子で、このまま足を組む子までいます。足を組んで勉強なんてできるものではないのですが、平気でそういう姿勢をしています。まして、小学生の頃から足を組んでいると、骨盤が歪んでしまいます。ひょっとすると、すでに歪んでいるから足を組んでいるのかもしれません。
これで、勉強ができるようになるとは思えないのです。
長い間、子ども達を見ていて、腰骨を立てて座ることがとても大切だと思っています。
「国民教育の師父」と謳われた、教育者でもあり哲学者でもあった森信三先生も腰骨を立てる「立腰」の大切さをおっしゃっています。
座り方一つでその子の人生は大きく異なると思っています。
お子様の勉強している姿勢を、一度、見てあげてください。