塾長blog更新『伝え合う言葉 中学国語3』「私」
2020/07/09
期末テストもあと2週間切りました。
テスト範囲になりそうな、中3国語の教材の「私」(三崎亜記 作)がよくわからない、という生徒が少なくないので、これについて少し書きます。
中3生が見てくれていたら、参考になればと思います。
あらすじをまとめると、こんな感じでしょうか。本文は載せられないので、中3生は教科書で確認してください。できれば、自分でもあらすじを作ってみてください。あらすじや要約を作るのが、国語の成績向上には一番です。
〔1〕
市役所の庁舎の一室。「私」はこの庁舎に勤務する公務員。午後からの業務に備える「私」。処理すべき業務とその手順について確認する。
〔2〕
ある日、午後一番に若い女性が来庁する。女性の要件は、送られてきた督促状が自分宛ではないというもの。そこで「私」は、女性が持参した身分証と督促状を照合するが、そこに書かれた住所・名前は完全に一致していた。当惑する「私」。しかし、女性は「私」が当惑するなどとは考えもしない様子で、対応を待っている。
〔3〕
「私」は、なんらかの「対応」を行ったという「誠意」を見せることで女性を満足させられると判断し、情報処理科に確認をとる。調べてみると、この女性のデータには先週二重登録のミスが発見され、一方が消去されていた。「私」は女性に対し、単なる登録ミスで、データ内容に変化は無いと説明するが、女性は消去されたデータこそが、本当の自分のデータであると主張し、消去したデータを復元するよう要求する。
……
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