塾には学校が必要!
2020/04/13
附属池田小学校、中学校、附属高校池田校舎とも、5月10日(日)まで臨時休校となりました。
これに伴い、弊社も当面の間、通っていただく形ではなく、全てオンラインの授業に変更させていただきました。
この休校期間、課題があったとしても、学校の授業は当然、実施されません。
これは、子ども達の学びにとっては、ものすごくたいへんな問題です。
私達は、弊塾の授業だけで、子ども達が学力をつけていると考えてはいません。あくまで弊塾と学校の授業の両方があって、はじめて子ども達の学力をつけていけていると考えています。
学校の授業をあまり真剣に聞こうとせず、提出物についても、ものすごく手を抜く子ども達もいます。この態度では基礎的な内容からわからない状態になり、学力が身について行きません。
なぜ、私達は学校の授業が必要だと考えているかなのです。
わかりやすく時間数で考えてみます。
休校期間が3月で3週間、4月・5月で5週間だとすると、8週間もの間、授業がありません。
例えば、中学生は1週間に英語の授業が50分4回あるとすると、
50 (分/回)×4(回/週)×8(週)=1600分≒26.7時間
授業時間を失ったことになります。
もし、休校中に全く英語を自分で学習しなかったとすると、約27時間、英語の学習時間がなく、それだけ英語に触れる時間数が減り、覚えていたものもどんどん忘れることは、どうすることもできないくらい、はっきりとした事実です。
学力を身につけるには、学習時間ではなく、集中している度合いだということも十分に理解していますが、それでも約27時間分を取り返すために、どれだけ集中してやったとしても、相当な時間がかかります。
学校が休校になっていることは、コロナウイルス感染拡大を防ぎ、子ども達の命を守るためには必要なことです。
しかし、そのために学校の授業がなくなることは、子ども達が学力を身につけるためには、たいへん辛いことなのです。
そのため、弊社では、学校が再開されるまでの間、学校の授業時間を少しでも補い、子ども達の学力をつけていくために、オンライン授業だけでなく、様々な取り組みをしていきます。
具体的な取り組みについては、随時、お知らせして参ります。
感染拡大を防ぎ、子ども達の安全を確保しながら、こういう時だからこそできる方法で子ども達の学力を伸ばしていきたいと思います。
自分が感染している前提で、他者にうつさない努力をすることが、自らも守り、そして感染拡大を防止することになります。少しでも感染拡大を防ぎ、一刻も早く以前の日常を取り戻すための取り組みを続けていきたいと思います。
皆様も十分に健康にはご注意ください。