基礎が何よりも大切
2019/07/09
いよいよ夏休みです。遊ぶ予定も勉強する予定もたくさんあると思います。
そんな中で、勉強については、
「基礎を大切にする」ことを
意識して、この夏休みを過ごして
欲しいと思います。
例えば、いつもよく例に出すのですが、
小5の算数の三角形の面積のところと、
中2の数学の面積が等しい三角形の
ところには同じことが書いてあります。
そんなはずはないと思われるかも
しれませんが、記号は違いますが、
図は全く同じです。
小5では三角形の面積は底辺の長さが
同じであれば、図形の外側に高さが
あったとしても、高さが等しければ
面積が等しい、ということが書かれて
います。
中2では、△ABCの頂点Aを通り、
BCに平行な直線上を頂点Aが移動
しても、△ABCの面積は変わらない
ということが書かれています。
実はどちらも同じ図で同じことを
言っているのですが、目的が異なる
のです。
実はこのようなことがたくさんある
のです。
ただ、何を理解する必要があるか
ということは、当然、違います。
同じであるはずがないのです
けれども、先ほどの例なら、小5の
時点で、すでに当たり前のこととして
理解しているべきことなのです。
しっかりと理解できていれば、
中2で学習した時に、当然のことと
して考えられ、そこから中2として
理解しておかないといけないことに
重点を置いて学習できるのです。
こうして小学生の基礎の上に新たに
中学生としての基礎を積み上げて
いけるのです。
だからこそ、基礎が大切なのです。
基礎が身についていないところに
どれだけ積み上げても、うまく
積み上がってはいかないのです。
だからこそ、小学校の学習は
覚えるだけでなく、理解することが
とても大切なのです。