1学期中間テストは全力で取り組め!(3)
2018/08/17
中1生が不安だからと勉強するでしょうか?
1学期の中間テストが大切だということをお話してきました。
前回のグラフは見ていただけましたか?これは、1年に1回だけ、入塾説明会でお見せしている資料ですので、まだの方はぜひ前回のブログをご覧ください。
さて、前回まではテストの位置づけや先生方のお気持ちを考えてみました。
今日は生徒の側から考えてみたいと思います。
今回は特に中1生に絞って考えてみます。
中1生はまだ、学校にも慣れていない生徒も多いと思います。ようやく少しずつ慣れてきたところではないか
と思います。
そんな中での中学生生活で初めての定期テストです。
中には自信満々という生徒もいるでしょうが、大半の生徒は、不安が大きいと思います。
それだけなら、みんな一生懸命に勉強するはずなのですが、実はそうはならないのです。
理由はいたって簡単です。
なぜだと思いますか?
やりたくない
ただ、それだけです。
そんなことはわかってるけど、やらないといけないものは、やらないといけないとお母様方はお叱りになるかもしれません。
ところがです。
子ども達にしてみれば理由があるのです。
附属小学校から連絡進学された方も公私立小学校から受験で合格された方も、どちらも子ども達にしてみればたいへんな勉強をして、附属池田中学校に進学してきたのです。
ちょっとくらい遊ばせてくれてもいいやん!
これが子ども達の言い分です。
中2、中3になっても、まだこう言っている子どももいるくらいです。
そのくらい子ども達にとっては、附属池田中学への進学は負担になっていたことは間違いないのです。
だから、やっと“自由”を手に入れた今は「やりたくない」のです。
その上、学校の学習進度は極めてゆっくりです。これが6年一貫校のように、進度が速ければ、やらないといけないという意識も出てくるのですが、ゆっくりなので、何とかなるだろうと思ってしまうのです。
これがもっともやらない口実になってしまうのです。
前回のグラフをご覧いただいたように、中1の1学期中間テストの結果で3年間のテスト結果が決まってしまい、3年間どころか連絡進学にも大きな影響を及ぼすことになってしまうのであれば、よほど中間テストに意識を向けていただかないといけないのです。
こんなときに
やりたくない
どうせ何とかなる
という態度はとても心配で、実際、ほとんどの場合、良い結果になっていないのです。
ですから、中1生の1学期中間テストが最も注意しないといけないテストなのです。
子ども達の気持ちもわかるのですが、この中1生の1学期中間テストへ意識をいかに向かせるかがとても大切です。
次回ももう少し子ども達側に立って考えてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(T)