附属池田中学校では技能4教科も大切です!
2023/01/30
附属池田中学校は技能4教科も大切です!
5教科も技能4教科もしっかりとやりましょう!
附属池田中学校の入学試験の2次試験の選択教科では、まず理科か社会のどちらかを事前に選んでおかなければなりません。
関西の中学入試だけを考えてみると、算数・国語・理科の3教科で受験できるところが多く、特に男子の難関校のほとんどがこの3教科のために、附属池田の2次試験の選択でも社会の選択が少ないのです。
そうすると、多分、社会選択をする子どもは、社会がかなり得意であることが考えられます。
理科は、他の私立中学の入試科目が3教科が多いことを考えると、理科も差にはならないことははっきりしているので、理科、社会では勝負はつかないと考えていいのです。
この結果、残りの技能教科1教科での勝負なります。
ところが、技能教科の対策など、附属池田中学校を第一志望にしていない限り、ほとんど対策していないことは明らかです。
その時に、本当のその子どもの力が見えてくるのです。
ここに附属池田中学の考え方が見えてくると、私は思っているのです。
教科の受験勉強だけをやってきたのではなく、日常生活につながる技能教科についても、しっかりと取り組んできた方に、入学してきてほしい。
また、他の学校が理科と社会なら、理科を重視しているところが多いけれど、社会をしっかりと学んで来た人も入学してきてほしい。
ということが見えてくると私は思っています。
このことは、附属池田中学校の内部での学習についても同じことが言えて、技能4教科も、5教科と同じように一切、手を抜くことが許されない学校です。
附属高校池田校舎への連絡進学(内部進学)をするためには、5教科も、技能4教科も同じように一定の成績を取ることを求められるのです。
このことを知らずに受験している子どももかなりいて、合格して中学1年生の時に、技能4教科で徹底的に手を抜いて、先生方の印象がものすごく悪くなり、結果的に中学3年生になって附属高校への連絡進学できない子どもが、毎年、かなりいるのです。
あくまでこれは一例に過ぎませんが、入試の教科選択や、入試問題そのものを見れば、どのような子どもに通ってきて欲しいかということが、一目瞭然でわかるのです。
京都大学に現役で多くの合格者を出している、京都市立堀川高校の数学の入試問題は、中学校の学習指導要領の範囲を超えず、しかも、受験生をいたずらに不安にさせるようなこともなく、ものすごく基本的なことを使いながら、考えさせる良い問題が多いです。
これは、基本的なことの理解をするだけでなく、その本質を理解し、そこからどのように応用させるのかということができる子どもが欲しいことの証だと思っています。
本質を理解する、ということを堀川高校としてはものすごく大切にしていることがよくわかる入試問題です。
だから、結果的に京都大学や大阪大学に進学できる子どもが多いのだと思うのです。
マンガやドラマにもなった「ドラゴン桜」でも、東京大学がどのような人に受験してきて欲しいのかということを、問題や問題の表紙に書かれている注意事項から考えるシーンがありました。
まさに、入学試験というのは、その学校が求める人物像を読み解くものだと私は思います。
そのことを無視して、ただ、合格できればいいという受験を、私はお薦めしていないのです。
その学校が求める人物であろうとするのか、どうなのか。
それをしっかりと考えた受験であって欲しいと思うのです。