これまで塾講師として34年に渡り
子ども達と関わってきました。
関わってきた生徒の数にすれば、
5000人以上になると思います。
その中で、その子どもなりに納得のいく
進路に進んだり、成績を残してた生徒
には共通点があります。
どのようなことかわかりますか?
それは、自分の夢や目標を持つだけで
なく、それがはっきりと「自分」の
夢や、目標だとわかっているのです。
みんな自分の夢や目標だと言うかも
しれませんが、それが違うのです。
実際には、保護者の期待に応えるとか、
他人との比較の中でこうありたいとか
になっていることがほとんどなのです。
例えば、北野高校に合格したい、と
いうのが目標だと子どもが言ったと
します。
じゃあ、なぜ、北野高校なのか、
北野高校を選んだ理由は?
それに対して、子どもからは、
京都大学に行きたいからと返事があった
としましょう。
じゃあ、なぜ京都大学に行きたいのか?
ということを聞くと、このあたりから、
何となく難しい大学にいった方がいい
という答えが返ってくるようになるのです。
どっかで聞いたような話ばかりなのです。
どこかで誰かか言っていたことをパクってる
だけなのです。
ips細胞の研究を山中教授のもとでしてみたいのです!
とか、
京大の哲学科にいって、西田幾多郎先生の
哲学を学びたいのです!
とか
藤井聡教授のもとで、日本の経済を立て
直すためにどうしたらいいかを学びたい
のです!
などという返事が返ってくることは、
本当に本当に稀なことなのです。
ということは、自分の夢だと言っている
のですが、それは本当に自分が思って
いることではなく、誰かが言っている
ことを、自分のこととしてパクってる、
ただそれだけなのです。
自分の心から出たものではないのです
から、力なんて出るはずもありません。
まして、中学生なら、遠い先の大学の話
なんかで力になるはずもないのです。
多くの子どもは、誰か、特に自分の親が
言っていたことを、自分のことのように
言っているだけなのです。
もっと言うと、中学生に目標の点数は
次のテストでは何点?と聞くと、
90点とか平均点+10点とか言うの
です。
その点数をとる根拠は?と聞くと、
不思議そうな顔をします。
根拠なんてあるはずがないと言う
顔なんです。
それで、その目標点数を取れる生徒は
元々、コツコツと学習をしている
生徒だけで、やっていない生徒が
取れたのを見たことがありません。
当たり前なんですね。
自分の心から出たものでないものを
いくら言ったところで、そんなもの
では、頑張れるはずもないのです。
子ども達だけではありません。
実は大人の方がもっと他人の夢に
踊らされているのです。
大人の夢は、例えば年収いくら、
とか、車は○○に乗りたいとか、
海外旅行に行きたいとか。
それは、自分が心から本当に
したいことかどうかなど、考えて
ないのです。
まして、子どもの幸せは、
いい高校を出て、難しい大学に入って
大手企業に就職して、っていうのが
子どもの幸せだと、思ってる方も
多いのです。
でも、幸せの定義は人によって
違うものだと思います。
年収1億あってもものすごく
忙しく、家族との会話もなく
寂しい生活を送っている方も
います。
でも、本当にお金には恵まれては
ないですが、家族仲良く、
いつも笑顔と笑いの絶えない家庭
で幸せに暮らしている方もいます。
いい高校、いい大学、大手企業と
思うことがダメだと言っているの
ではありません。
それが、本当に心から自分が望む
ものであれば、いいのですが、
そうでないなら、本当に自分が
望む夢を見つけ、子どもに見せて
欲しいと思うのです。
子ども達が自分の夢をしっかりと
もち、その夢に向かっていける
ように、大人も自分の夢を
大切にして欲しいと思うのです。
今最後までお読みいただき、
ありがとうございます!
これまで塾講師として34年に渡り
子ども達と関わってきました。
関わってきた生徒の数にすれば、
5000人以上になると思います。
その中で、その子どもなりに納得のいく
進路に進んだり、成績を残してた生徒
には共通点があります。
どのようなことかわかりますか?
それは、自分の夢や目標を持つだけで
なく、それがはっきりと「自分」の
夢や、目標だとわかっているのです。
みんな自分の夢や目標だと言うかも
しれませんが、それが違うのです。
実際には、保護者の期待に応えるとか、
他人との比較の中でこうありたいとか
になっていることがほとんどなのです。
例えば、北野高校に合格したい、と
いうのが目標だと子どもが言ったと
します。
じゃあ、なぜ、北野高校なのか、
北野高校を選んだ理由は?
それに対して、子どもからは、
京都大学に行きたいからと返事があった
としましょう。
じゃあ、なぜ京都大学に行きたいのか?
ということを聞くと、このあたりから、
何となく難しい大学にいった方がいい
という答えが返ってくるようになるのです。
どっかで聞いたような話ばかりなのです。
どこかで誰かか言っていたことをパクってる
だけなのです。
ips細胞の研究を山中教授のもとでしてみたいのです!
とか、
京大の哲学科にいって、西田幾多郎先生の
哲学を学びたいのです!
とか
藤井聡教授のもとで、日本の経済を立て
直すためにどうしたらいいかを学びたい
のです!
などという返事が返ってくることは、
本当に本当に稀なことなのです。
ということは、自分の夢だと言っている
のですが、それは本当に自分が思って
いることではなく、誰かが言っている
ことを、自分のこととしてパクってる、
ただそれだけなのです。
自分の心から出たものではないのです
から、力なんて出るはずもありません。
まして、中学生なら、遠い先の大学の話
なんかで力になるはずもないのです。
多くの子どもは、誰か、特に自分の親が
言っていたことを、自分のことのように
言っているだけなのです。
もっと言うと、中学生に目標の点数は
次のテストでは何点?と聞くと、
90点とか平均点+10点とか言うの
です。
その点数をとる根拠は?と聞くと、
不思議そうな顔をします。
根拠なんてあるはずがないと言う
顔なんです。
それで、その目標点数を取れる生徒は
元々、コツコツと学習をしている
生徒だけで、やっていない生徒が
取れたのを見たことがありません。
当たり前なんですね。
自分の心から出たものでないものを
いくら言ったところで、そんなもの
では、頑張れるはずもないのです。
子ども達だけではありません。
実は大人の方がもっと他人の夢に
踊らされているのです。
今最後までお読みいただき、
ありがとうございます!