1学期中間テストは全力で取り組め!(5)
2016/05/15
附属池田中学生に「勉強しなさい」と言わない
前回は附属高校に行きたい理由がない
ことが、目の前のテストをしっかりと
がんばれないことにつながっている
というお話をさせていただきました。
そのときに点数が取れていない子ども
は次の状態になっているとお伝えしま
した。
やりたくない
やらない
わからない
実は点数が平均点に、とても届かない
くらいに取れていない子ども達は全部
持っているのです。
簡単です。
やりたくない、から、やらない、
だから、わからない。
これだけのことです。
この状態をどうしたら改善できるか
ということは、たいへん難しい問題
です。
なぜなら、「なぜやりたくない」
のか、その理由がわからないからです。
中1生くらいなら、まあ、やっと
中学に入ったところだから、それは
そうだろうな、と言ってあげられる
ところもあります。
中2ともなるとそうはいきません。
さすがにそろそろ考えてもらわない
といけないのです。理由を見つけて
少しずつでもはじめて欲しいところ
です。
中3ともなると、そんなことは
言っていられないのは当たり前です。
すぐに理由を確かめて、改善しない
ことには手遅れになります。
やりたくない理由は本当に様々です。
勉強が面白くない、嫌い
ゲームをもっとしていたい
みんなとLINEしている方が楽しい
塾の授業以外にはしたくない
勉強がわからない
学校の先生が嫌い
塾の先生が嫌い
高校進学なんてどうでもいい
親の言うようにしたくない
附属池田中に来たくなかった
何で勉強しないといけない?
などなど
こんなことを言っているよう
では、勉強をするようになるまで
にものすごく時間がかかって
しまうことが多いのは当然です。
ここで、ご家族の出番です。
やりたくないお子さんに、どう
言っていますか?
一番、言ってはいけない言葉が
「早く勉強しなさい!」
です。
わーっと怒って、このままでは
附属高校にいけないでしょ!と
言ったところで、お子さんは
間違いなくやらないです。
「お母さんが附属高校に行かせたい
だけやろ!」と言い返されるだけ
です。言い返さなくても、そう
心の中でつぶやいていると思います。
無理にやらせないと勉強しないと
焦ったところで、無理矢理させて
勉強が頭に入るはずもありません。
では、どうすればいいのでしょう?
ご家族もゆっくり考えてみてくだ
さい。
このことは、次回、また、ご一緒に
考えたいと思います。
長くなりました。
最後までお読みいただきありがとう
ございました。
(T)