1学期中間テストは全力で取り組め!(4)
2016/05/10
附属高校に行きたいとは思っていない?
前回は中1生の1学期中間テストを
子ども達の側から考えて見ました。
今回は中1生も含めて中学生がなぜ
テストに気持ちが向かないのか、
その点をもう少し考えてみたいと
思います。
私は子ども達に毎年毎年、
「なぜ附属高校に行きたいのか」と
問います。そして、それを文書に
してもらうのです。
実際に書かせるとなかなか書けま
せん。
どうして書けないかというと、
行きたい理由が何もないからなの
です。
他の高校のことも知らなければ、
附属高校に進学したい強い動機も
ありません。
何もないのです。
一番多い理由は、
「みんなが行くから」
「友達が行くから」
というものです。
他には何も理由がないのです。
行くことが当たり前になって
いるからです。
中には附属高校へはそれほど行き
たくないけれど、親がそう言う
から行くとはっきり書く子ども
もいます。
ここで、問題なことが2点あり
ます。何だと思われますか?
少しここから先を読むのをやめて
考えてみてください。
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どうでしたか?
問題点は
1.目標がはっきりしないこと
2.附属高校に進学できるように思い込んでいること
この2点だと私は思っています。
特に2については、前回もあり
ましたが「何とかなる」という
勝手な思い込みがあり、15年
以上見てきて、毎年どうして
そう思えるのかと不思議なくらい
です。
5教科の合計得点が学校平均点
よりも20点以上足りていなくても
そういう感じなのが信じられない
のですが、いつもそうなのです。
これでは目の前のテストに対する
覚悟なんてあったものではあり
ません。
大学への進学実績だけで中学受験や
小学受験で附属池田に入ってくると、
附属池田中学や附属高校池田校舎に
行くことが当たり前になってしまいます。
何のために附属高校池田校舎に
進学するのかなどと考えることも
ありません。
しかも、「何とかなる」と思って
いる生徒がほとんどなのです。
まだ、それでもテストの点数が
取れていれば問題はありません。
中2生・中3生でテストの点数が
取れているということは、しっかり
した目標を持てていなくても、
目の前のことをコツコツと積み
重ねる習慣ができているということ
だろうと考えられます。
ところが、テストの点数がとれて
いなければ、たいへんです。
取れないということは
やりたくない、
やっていない、
わからない、
のどれかの状態になっているはずです。
そんな状態のときに、ご家族には
怒られる、学校の懇談ではぶつぶつ
言われる、また、家に帰って怒られる、
となればたまったもんではありません。
そうなるとますますやりたくなく
なり、やらなくなっていくのです。
悪循環でしかありません。
しかも、「何とかなる」は変わらない
のです!
この状況を打開して、勉強することが
できるようになると思いますか?
どうすればするようになりますか?
次回はこのことをまた、一緒に考えて
みたいと思います。
長くなりました。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
(T)