1学期中間テストは全力で取り組め!(3)
2016/05/09
中1生が不安だからと勉強するでしょうか?
1学期の中間テストが大切だという
ことをお話してきました。
前回のグラフは見ていただけましたか?
これは、1年に1回だけ、入塾説明会で
お見せしている資料ですので、まだの
方はぜひ前回のブログをご覧ください。
さて、前回まではテストの位置づけや
先生方のお気持ちを考えてみました。
今日は生徒の側から考えてみたいと
思います。
今回は特に中1生に絞って考えてみます。
中1生はまだ、学校にも慣れていない
生徒も多いと思います。ようやく
少しずつ慣れてきたところではないか
と思います。
そんな中での中学生生活で初めての
定期テストです。
中には自信満々という生徒もいるで
しょうが、大半の生徒は、不安が
大きいと思います。
それだけなら、みんな一生懸命に
勉強するはずなのですが、実はそうは
ならないのです。
理由はいたって簡単です。
なぜだと思いますか?
やりたくない
ただ、それだけです。
そんなことはわかってるけど、やら
ないといけないものは、やらないと
いけないとお母様方はお叱りになる
かもしれません。
ところがです。
子ども達にしてみれば理由があるの
です。
附属小学校から連絡進学された方も
公私立小学校から受験で合格された
方も、どちらも子ども達にしてみれ
ばたいへんな勉強をして、附属池田
中学校に進学してきたのです。
ちょっとくらい遊ばせてくれても
いいやん!
これが子ども達の言い分です。
中2、中3になっても、まだこう
言っている子どももいるくらいです。
そのくらい子ども達にとっては、
附属池田中学への進学は負担になって
いたことは間違いないのです。
だから、やっと“自由”を手に入れた今は
「やりたくない」
のです。
その上、学校の学習進度は極めて
ゆっくりです。これが6年一貫校の
ように、進度が速ければ、やらない
といけないという意識も出てくるの
ですが、ゆっくりなので、何とかな
るだろうと思ってしまうのです。
これがもっともやらない口実に
なってしまうのです。
前回のグラフをご覧いただいたよう
に、中1の1学期中間テストの
結果で3年間のテスト結果が決まって
しまい、3年間どころか連絡進学に
も大きな影響を及ぼすことになって
しまうのであれば、よほど中間
テストに意識を向けていただか
ないといけないのです。
こんなときに
やりたくない
どうせ何とかなる
という態度はとても心配で、実際、
ほとんどの場合、良い結果になって
いないのです。
ですから、中1生の1学期中間テスト
が最も注意しないといけないテストな
のです。
子ども達の気持ちもわかるのですが、
この中1生の1学期中間テストへ意識を
いかに向かせるかがとても大切です。
次回ももう少し子ども達側に立って
考えてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとう
ございました。
(T)