1学期中間テストは全力で取り組め!(2)
2016/05/02
今年もたくさんの先生方が転勤して
来られました。多くの先生方が公立
中学からの転勤です。
附属池田中学に、転勤して来られた
先生方もようやくなじまれたところ
なのではないでしょうか。
さて、1学期の中間テストで1年間の
成績がすべて決まると言われたらどう
感じますか?ということを前回にお話
しました。
さあ、どうでしたでしょうか?
実は、そんなことは絶対にない!
というメールをたくさんいただきま
した。
かなり厳しいご意見もありました。
確かにそうですね。そう思うことは
間違ってはいないと思いますし、
そこまで言い切るのは言い過ぎかも
しれません。
しかし、ここで少し考えてみたいと
思います。
まず、1学期の中間テストの位置
づけはどのようなものかを考えてます。
1学期中間テストというのは、授業
回数から考えても、試験範囲はせまく
しかも、どの科目も内容はそれほど
難しいところではありません。
ということは、試験としては難しい問題
を作りにくいということになります。
言い換えれば、ちゃんと勉強さえすれば、
誰にでも高得点をとることができると
いうことです。
ここで点数を取れないと、1学期の期末
テストからはだんだん難しくなり、
範囲も広くなるために、点数を取りにくく
なることははっきりしているのです。
ですので、1学期の中間テストで点数が
悪いと、その後、点数を上げていくこと
はもっとたいへんになることは明らかな
のです。
次に先生方にとってはどうでしょうか・・・。
先生方も実は今年度初めてで、特に
転勤してこられた先生や、中1の担当
の先生は、どの生徒がどの程度できる
のか全くわからない、手探りの状態です。
また、自分が教えてみて、どのくらい
理解できているかを知ることができる
重要なテストでもあるのです。
ですから、この1学期の中間テストで、
高得点をとった場合には、先生にはすごく
一生懸命がんばる生徒として印象付け
られることは、当然と言えるでしょう。
そのうえ、高得点をとった生徒に
対しては、今までの授業で十分に
ついてくることができていると
いった安心感も持ってもらえます。
結果として先生に対して好印象なのは
間違いありませんよね。
そうすると、平常点をもらいやすくなり、
1学期の末にもらう10段階評価では
少しでも有利にはたらくことは明らかです。
反対に1学期の中間テストで悪い点数だと、
先生の印象も悪く、気をつけないといけ
ない生徒と見られかねません。
1学期の期末テストで点数を上げにくい
ことははっきりしていますから、
期末テストでも悪い点数をとって
しまうと、印象もよけいに悪くなって
しまいます。
このように考えると、1学期の中間
テストの結果はこのあとのテストだけ
でなく、10段階評価にも影響する大切
なテストであると言ってもいいのでは
ないでしょうか。
ところが、生徒の側からすると、
そうも考えにくいことがあると思います。
なぜでしょうか。
一度、考えてみてください。
この続きは、また、後日、一緒に考え
たいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(T)